こんにちは。
川﨑文也です。
圧倒的にすごい、セミナーを受けました。
そのセミナーは『Bodywork』という視点から、姿勢改善、機能改善、パフォーマンスアップについて学べる内容になっています。
(ここでのボディーワークは、運動と捉えてください。)
全日程で4日間あり、合計36時間、使用する資料はスライド数で461枚に及びます。
とてもボリュームのあるセミナーです。
そんなセミナーに2回目の受講をしてきました。
そうです。まったく同じセミナーを2回受けました。
はじめて受けたのが半年前になります。1回目の時に衝撃をうけ、もう一度受けたいと思って2回目を受けました。
新しい情報や知識を得るだけであれば、2回も受ける必要な無いのかもしれません。
資料は配布してくれていますし、それを見返せば済むことです。
お金も時間もかかります。
でも、どうしても、もう一度受けたかったんです。
なにがそんなに魅力的なのか?
何度も受けたくなる圧倒的にすごいセミナーの条件とは何なのか?
参加したセミナーを振り返りながら、僕なりのいいセミナーの条件を考えてみました。
圧倒的に深い知識量
セミナーは『理論編』と『実技編』の2部構成です。
概要はこのようになっています。
『理論編』
- ≪Body Work for Movement Development概論≫
- ≪ボディワーカーに必要な機能解剖学&運動生理学≫
- ≪ボディワーカーに必要なバイオメカニクス≫
- ≪ボディワークにおけるカウンセリング及びアセスメント≫
- ≪ボディワークにおける呼吸の概念≫
- ≪コレクティブエクササイズ&ムーブメントプレパレーションとボディワーク≫
- ≪発達運動学を活用した有機的な連続体としての修正-応用≫
- ≪運動学習とコーチング≫
- ≪ビジネス概論≫
『実技編』
- ≪70種類以上のエクササイズの実践及び指導練習≫
・呼吸エクササイズ・インクリネイション・サービカルエロンゲーション・3MP→DNFエクササイズ・4.5MP→ローオブリーク・ロールアップロールダウン・ローリング(F、E)・スワンOnエルボー、Onハンド・パピー・ローオブリークツイスト・ローオブリークFAAD・ローオブリークFAAB・ローオブリークAFIR・ローオブリークAFIRリフト・4スタンスストレッチ・マルチロッキング・4スタンスエアプレーン・クローリング・プッシュアップバリエーション・3ディメンショナルスパインストレッチ・シンボックス・クラブ ダイアゴナルタッチ・クラブ・ハーフニーリングフロンタルヒップムーブ・ハーフニーリングカーフレイズ・ニーリングヒップヒンジ・ニーリングステップ・RDL・スクワット各種・シングルレッグEX・ランジ各種・ランニングカーフレイズ&More
(セミナー概要より引用)
セミナーの概要だけでこの量になります。こまかい項目まで入れるとさらに量が増えます。
たくさんの項目がありますが、すべての話が繋がっていて聞いているだけでおもしろい。
情報量もすごいですが、内容の構成もすごいです。あっというまに時間が過ぎていきます。
圧倒的に積み上げられた理論
たとえば、講師の先生が、
「どうしてかは分からないけど、私のやり方だと身体が良くなります」
と、勘と経験だけでセミナーをおこなっていたらどうでしょうか?
正直、僕はあまり興味がわきません。
職業柄、どうしても勘や経験などの感覚も必要です。
しかし、僕が興味があるのは、
『やり方』や『方法』ではなく、それを生み出している『理論背景』や『考え方』です。
- どうして、そのポジションなのか?
- どうして、その種目なのか?
- どうして、その順番なのか?
圧倒的に深い情報量に裏付けされた、明確な理由をすべて提示してくれます。
圧倒的に参加者のことを考えた具体性
セミナーの参加者の職種はバラバラです。
- トレーナー
- 理学療法士
- ヨガインストラクター
- ピラティスインストラクター
- 柔道整復師
- 作業療法士
- アスレティックトレーナー
などなど。
さまざまなバックグラウンドを持っている人が集まり、一つのテーマで学んでいきます。
そのため、参加者によって「分かりやすいもの」「分かりにくいもの」がでてきます。
自分の経験に近いものであれば、新しいことでもイメージしやすいですが、まったく経験の無いものであればイメージしにくくなります。
そこで、各参加者の職種、活動している現場、経験に合わせて、表現方法を変えたりしてくれます。
より具体的なイメージを持つことが出来るので、理解が深まります。
すると学んだことが記憶に定着しやすいので、セミナーが終わったあとでも自分の現場で活用しやすくなります。
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↓実技練習で先生からアドバイス。
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↓ケースバイケースの考え方をシェア。
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まとめ
参加したセミナーを通じて、僕なりに、いいセミナーの条件を考えてみました。
- 深い知識量
- 積み上げられた理論
- 参加者のことを考えた具体性
大きく分けてこの3つではないかと思います。
もちろん、セミナーは他にもたくさん開催されていますし、それを教えてくれる先生もたくさんいます。
でも他と違う、圧倒的にいいセミナーというのは、単なる『方法』や『答え』だけではなく、その背景になる『本質』や『理論』を教えてくれるところではないかと考えています。
多くのものは、鍛え方や、やり方といった方法(答え)を教えてくれますが、そのほとんどは何年か経つと忘れ去られていくものばかりです。
でも、良いセミナーで教えてくれる『本質』や『理論』というものは、この先もずっと変わることのない普遍的なものです。
ただ、本質や理論というものは、自分自身で考えないといけないので、考える力や努力は絶対的に必要になります。
その代わりに一度身につけると無くなることはなく、どんなことにも応用できます。
今回の内容は僕の基準で、圧倒的にすごいセミナーの条件を書きました。
ぜひ、あなたの基準ですごいセミナーの条件を見つけてみてください。
きっと、ワクワクしながら学び続けることができると思います。