こんにちは。
川﨑文也です。
今回は少しマニアックな話です。
僕みたいにカラダのことに興味のある方にとっては面白い話だと思うので、ぜひ読んでみてください。
- 痛みが気になって運動をひかえめにしている人。
- 怪我が治ったけど、また痛みが戻ってこないか不安な人。
そんな人にとっては、すこし気が楽になる内容かもしれません。
「病は気から」という言葉があります。
病気は気の持ちようで、重くもなれば軽くもなる。
(朝日新聞社「コトバンク」より引用)
僕はこの言葉を聞いて
人間って結構単純だなと
感じていたんですが、
あなたはどう思いますか?
実は、
身体の痛みの感じ方も同じようなことが言えます。
腰椎ヘルニアと痛みの感じ方の研究についてです。
その前にヘルニアについてです。
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腰椎ヘルニアとは背骨と背骨の間にある椎間板という組織(クッション)が破れたりして、中にある髄核(ずいかく)が外に飛び出してしまうことで神経を圧迫して、痛みや痺れが起きます。
首でおこると「頸椎(けいつい)ヘルニア」。脚の付け根の鼠径部(そけいぶ)でおこると「鼠径部ヘルニア」と呼ばれるようになります。
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腰の痛みの
原因を特定しようとした場合、
お医者さんは
MRIなど画像診断をします。
そして椎間板などに
異常が確認できると
痛みの原因は、
ヘルニアと診断されます。
ここからが意外な事実ですが
[keikou]実際は『ヘルニア = 痛い』ではないという可能性があります。[/keikou]
腰椎ヘルニアと痛みの感じ方の研究についてです。
生まれてこのかた「腰痛なんて一度もなったことないよ!」という人の腰を画像診断すると、大半の人に異常が発見されたそうです。
40代の人でも3人に1人の割合でかなりの重度損傷(椎間板突出)があったそうです。
お医者さんからすると
「すごく痛いでしょ?」
というレベルですが、
本人いわく
「腰痛なんて一度もなったことないよ!」という人たちです。
不思議ですよね。
身体に異常が存在しているのに、本人はまったく痛くないと感じています。
つまり、
[keikou]「異常がある = 痛い」ということが言いきれない。[/keikou]
そして裏を返せば
[keikou]「異常がなくなれば、痛みが無くなる」とも言いきれない。[/keikou]
ということです。
それで僕は思ったんですが、
「痛みが無いのであれば異常があることは知らない方がいいな。」と
お医者さんに
「あなたには異状があります。」
なんていわれたら、痛くなかったのになんだか突然、痛く感じるような気がしませんか?
- 怪我した経験から、また痛くなるんじゃないかと不安な人。
- 痛みが心配で運動をひかえている人。
「痛みも気から」
痛みは気の持ちようで、重くもなれば軽くもなる。
(川﨑が勝手に作りました。)
痛みをごまかすようなプログラムが
身体には備わっています。
ずっと安静にしているよりも、
本当に痛くなるのか?
やってみると意外とできるのか?
簡単なエクササイズから試してみてもいいと思います。
ただただ我慢して、じっと動かないのはやめにしましょう。