「半袖半ズボンにサンダル」でどこへ行くつもりですか?

こんにちは。

川﨑文也です。

 

トレーニングを始めると、周りの人の成功談ばかりが耳に入ってきますよね。

  • 1ヶ月で10kg痩せた。
  • ウエストが‐10cm。
  • 服のサイズが変わった。
  • 見た目が変わってモテるようになった。

などなど。

 

「友達は、簡単に結果を出しているのに…。」

「どうして、私だけこんなにきつい思いをしているのだろう?」

そう思っていませんか?

 

大丈夫です。みんな、きついと思っています。

 

すこし口が悪いですが、

そもそも簡単に結果が出せると思っているところがズレています。

「トレーニングは、やっぱりきつい」僕はそれが普通な感覚だと思います。

 

目次

富士山体験記

 

3年ほど前の話になりますが

僕は友人と富士山に登りました。

僕たちが登ったルートは、赤色表示の『須走ルート』です。

富士さんぽhttp://www.fujisanpo.com/より引用

 

夜の8時頃に5合目を出発です。(5合目までは車で行けるので、本格的な登山は5合目からスタートです。)

 

↓これは7合目の山小屋で撮りました。

 

歩き続け、ようやく夜中の3時頃に8合目に到着です。

 

山頂で御来光をと思っていましたが、8合目から山頂付近を見上げると、人の数が多くてごちゃごちゃしてそうだったので、そのまま8合目の山小屋で御来光を待つことにしました。

登山者はヘッドライドや、懐中電灯をつけているので、頂上付近で光が一か所に集まっているのが分かります。

 

天候にも恵まれ、きれいな御来光をみることが出来ました。

山頂の込み具合を考えると、途中の山小屋で見るほうが快適に見れるのではないかと思います。

 

 

↓逆光でシルエットだけに…

 

↓明るくなって見えてきた山道

 

御来光を見た後に山頂に登頂し、お昼の13時頃に無事に下山することが出来ました。

 

富士山はやっぱりきつかった

 

いま振り返っても、登ってよかったなと思っています。

日常では味わえないような景色や感覚を体験できましたし、なにより下山後のお風呂が最高に気持ちいいいです。

 

ですが、富士山を登っての率直な感想は「やっぱり、きつかったな。」です。

 

そりゃそうですねよ。

日本一の高さを誇る富士山に登るわけですから、楽なわけがないですよね。

そもそも楽して登りきろうという考えがズレています。

いんどい思いもしましたし、くじけそうにもなりました。

 

登るときは7時間ぐらいかかっていますし、下りといっても4時間ぐらいかかりました。

 

御来光を待つ間は体が冷えるので、熱を逃がさないようにサバイバルシート(銀色でテカテカした素材)を体に巻き付きて寒さをしのぎました。

山頂は8月でも真冬並みの気温です。明け方の最低気温は平均で3.6℃程度になります。なのでめっちゃ寒いんです。もちろんカイロも貼りまくりです。

 

それに、御来光を見て山頂に向かう途中では、猛烈な眠気に襲われてフラフラしながら歩いていました。

途中であきらめて下山をする人も目撃しましたし、山道で座り込んでいる人も見ました。

 

やっぱり、みんなきついんですよね。

そうなんです、やっぱりなんです。

 

きついのが大前提で、そのなかで高山病、怪我、防寒などの対策をして目的地に向かっていきます。

過酷さのなかで少しの快適さを求めるのがポイントになります。

  • 10のレベルで「きつい」状況を6とか7のレベルのきつさに和らげる準備をしておく。
  • 準備をしたうえで、4とか5のきつさに感じるまで慣らしながら続けてみる。

そんなイメージです。

 

もし、僕が富士山に対して快適さばかりを求めていたらどうなっていたでしょうか?

[aside type=”boader”]

「8月は暑いし、半袖半ズボンで十分。」

「年間何万人も登っているし、おじいちゃんおばあちゃんも登るぐらいだからサンダルでもいいかな。」(調べてみると年間約28万人の登山者がいるようです。)

「ちょっと近所のコンビニへ、ぐらいの気持ちでいってみよう。」

[/aside]

なんて感覚で挑戦していると、無事に登山できる確率は大きく下がります。

おそらく失敗していたでしょう。

富士山を登るということがどれだけ過酷なのかを聞いて準備していたので無事に登山ができました。(いま思うと、もっと準備できたなとは思います)

 

なかには、半袖半ズボンにサンダルで登っちゃう人もいますが・・・

(テレビでそんな人を見かけると、この人大丈夫だろうかと心配になりませんか?)

 

トレーニングの快適さとは

 

トレーニングも同じですよね。

山頂も、あながたなりたい理想の姿も目標に向かっていくことはどちらも同じです。

 

目標に向けて少しずつ少しずつ近づいていきます。

最初は舗装されたきれいな道ですが、途中から険しい道へと変わって行きます。

さらに目標が高いところにあればあるほど、過酷さも増していきます。

 

もし、トレーンングの過酷さを想像せずに、快適さだけを求めていたらどうなると思いますか?

  • 食べるだけで・・・
  • 寝ているだけで・・・
  • たった1回で・・・

快適さだけを求めたものはたくさんあります。

僕は快適さを否定するつもりはありませんし、効果が無いとはいいません。

でも得られる結果はわずかです。

近所のコンビニに行くぐらいの感じですから、とても険しい山道は登れません。

 

あなたの目指している場所はどこですか?

近所のコンビニですか?

それとも、険しい山道が続く山頂ですか?

 

あなたの服装みなおしませんか?

 

「友達は簡単に結果がでていたのに・・・」

あなたはそう思うかもしれませんが、本当に簡単っだたのでしょうか?

友達は過酷さを想像して、準備を整えていたのではないですか?

 

10のレベルで「きつい」状況を6とか7のレベルに和らげる準備をしておく。

準備をしたうえで、4とか5のきつさに感じるまで慣らしながら続けてみる。

そんなことをしていたのかもしれません。

 

あなたが今きついと感じているのであれば、おそらく険しい山道に差し掛かったのだと思います。

まさか、今の服装は「半袖半ズボンにサンダル」なんてことはないですよね?

その服装では行ける範囲が限られてきますよ。

行きたい場所に合った準備や行動ができているのか、振り返って見直すことも必要です。

 

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