【はみだし者たちの頭の中vol.2】運動も人前で話すことも苦手だったのに、インストラクターの仕事を続けている理由とは!?ヨガインストラクター桑田巳紗都さん編!

[aside type=”lime”]シリーズ【INTERVIEW~はみだし者たちの頭の中~】は、私、川崎文也が、自分の腕一つで健康に貢献する仕事を選んだ人たちにインタビューをしていく企画です。
『はみだし者』とは、その道の専門家であり、道を極めようとする姿は、世間一般的にみれば普通のレールからはみだしてしまったプロフェッショナルな人たちです。『はみだし者』の頭の中にある価値観や考え方など、普段は聞くことの出来ないプロたち想いをお届けします。[/aside]

【はみだし者たちの頭の中】インタビュー第2弾!

ヨガインストラクターの桑田巳紗都(くわだみさと)さんに

  • ヨガインストラクターとしての活動はどのようにしているの?
  • 今の仕事をすることになったきっかけは?
  • 今後の目標や挑戦したいことは?

などをインタビューさせていただきました。

 

大学卒業後は金融の仕事に就いていたという、桑田巳紗都さん。

運動音痴だし人前で話すなんて無理だと思っていた桑田巳紗都さんがインストラクターになったきっかけや苦手と思っていたものにどうやって向き合ってきたのか、お話してくださいました。

[keikou]「出来ないと思っている自分をぶち壊したい」と語る桑田巳紗都さんを是非、ご覧ください。[/keikou]

 

目次

登場人物

[aside type=”boader”]

桑田巳紗都(くわだみさと)

ヨガインストラクター/サハスララヨガスタジオインストラクター

 

川﨑文也(かわさきふみや)

本編のインタビュアー。

[/aside]

桑田巳紗都さんか活動するサハスララヨガスタジオでインタビューさせていただきました。

 

本編スタート!

 

では、よろしくお願いします。

 

よろしくお願いします。

 

最初に、今やっているクラスのことや、活動の内容を教えていただけますか?

 

このサハスララヨガスタジオでは、『体幹ヨガ』『呼吸改善ヨガ』『ダイエットヨガ』のクラスをやっています。他には府中にあるカフェスペースでレッスンをさせていただいたり、少しずつ紹介で広がって、他にも府中や尾道でも何クラスか。あと、地元の新市クラスもお母さんの友達数名から始まって、そこは今15名くらい通ってくださっています。

 

結構いろいろな地域に行ってレッスンをしているんですね。

レッスンの内容を『体幹』だったり『呼吸』だったり、そこを選んだ理由というのは何かあるんですか?

 

『体幹』とか『呼吸』は、体の構造だったり機能のベースになるから、そこからテーマを決めてレッスンをやってみようかなと思って。自分の興味のあるテーマでもあるので、自分も勉強しながら知識を身につけていけれるのが楽しいかなと思ったんです。

最初の頃は体幹とか呼吸っていう言葉を強くイメージし過ぎていたんですけど、だんだんゆる―くなってきて(笑)。もうちょっと、しっかりそのテーマに沿ってやってもいいかなとは思うんですけど、なんかボヤっとして、ちょっと今それ課題です(笑)

 

体幹とか呼吸という言葉を狭い範囲で捉えていたのが、すこし広い視点で捉えることが出来るようになってきた。でも、広がりすぎて抽象的になっているという感じですか?じゅあ、もし、レッスンクラスの変更だったり、新しいクラスを始めようとした場合、どんなテーマでレッスンをやってみたいとかありますか?

 

…やたらメンタルと繋げるとか(笑)

体を動かして、動きを感じてもらいながら心にアプローチ出来たらな、という思いはあるけど、ついレッスンだと、ポーズのことや体の動かし方を表現する言葉になっちゃう部分が多いなと思って。レッスンを受けていただいている方が「こうなったらいいな。こういう方向に向かっていかないかな。」という気持ちはあるけど、意外とまだそこを言葉にできていないというか…。もうちょっと私なりの言葉で伝えていけるようなレッスンもできたらいいなと。

 

ポーズのやり方ではなくて、体の感覚に目を向けてもらうという感じですかね。

 

「自分で感じて自分で気づいてもらう」私自身がヨガのそういう部分に惹かれたけど、いざレッスンをするとなると体の動きの事を中心に言ってしまったり、同じ言葉ばっかりになってしまったり。ポーズや体の動かし方ばっかりを伝え過ぎると、逆に体の動きを邪魔しちゃうこともあるので。動きを伝える言葉と、感覚を感じ取ってもらう言葉を良いバランスにするためにも、もっといろんな表現が出来たらいいな。

 

運動音痴でもこれなら出来る!ヨガで見つけた楽しさとは

 

ヨガを始めた頃のお話もお伺いしたいんですけど、ヨガを始めたきっかけや、インストラクターになろうと考え始めたきっかけを教えていただけますか?

 

初めてヨガをしたのは、実家の近くの公民館でした。お母さんに誘われて。「ヨガしとるけぇ行ってみる?」みたいな感じで。特に興味があったわけではないんですけど、まあ行ってみようかなみたいな感じで参加したのが最初でした。その時は一度体験しただけだったんですが、しばらくして、何かふと、ヨガの事を思い出して。それからは週一で、2年間ぐらい通いました。

通いながら「ヨガって気持ちいいな。楽しいな。」と思ってました。私それまで全然運動していなかったんですよ。運動苦手意識があったし、運動しないと!とも思ってなくて。でもヨガは「私でも出来るやつがあった!」みたいなところがあったし、身体を動かすことで心が動くというか、そういうことをはじめて知ったので、すごく楽しかったです。

当時は、心の面では悶々としていたけれど、それを解決する術がなくって。「こういう性格じゃし。」とか「生まれつきじゃ。」みたいな理由をつけて、モヤモヤをそのままにしてごまかしていたけど、解決策があるというか、できることがあるんだなみたいなのをヨガに通いながら知って。そこが衝撃で、どんどんヨガが好きになっていきました。

 

インストラクターに興味が出てきたのも、その頃ですか?

 

週一でヨガに通っていた頃にサハスララヨガスタジオの『インストラクター養成コース』の一期生の方と会うことがあって、久しぶりにお会いしたんですけど以前の印象と全然違うくて、すごくカッコよく見えたんです。『インストラクター養成コース』というものが存在しているのは知っていたんですけど、その一期生の方の姿をみて、「私も変われるのかな」みないな思いがありました。

でも、「養成を受けたい。」って言いだす勇気もなくて、もじもじしてたんですけど、いくえ先生に相談したら背中を押してくれたので、やってみようと思って申し込みました。(注:いくえ先生はサハスララヨガスタジオの主宰。はみだし者たちの頭の中vol.1に登場していただきました。

[kanren url=”https://kawasakifumiya.com/interview-shimada-ikue/”]

最初は、養成コースを卒業してもインストラクターになろうとは思ってなかったですね。「インストラクターはちょっと無理じゃな」っていうのがあって。でもやっていくうちに、いくえ先生や、先輩たちみたいになりたいって思い始めてインストラクターに興味が湧いてきました。養成は楽しくって、養成コースの集大成である『卒業レッスン』も楽しかったです。あったかいというか、色々応援してくれる人がたくさんいて、楽しかったイメージがすごく残っています。

 

2年近くの葛藤…。私はインストラクターに向いているのか?

 

養成を受けていた時に、「インストラクターは無理」「いやいや私なんて」と、思っていたということなんですが、どのあたりが「ちょっと私無理だな」と感じてしまうところだったんですか?

 

その時は、私は運動音痴だと思っていたところもあるし、人前で話すという事にすごい苦手意識があって。しゃべるのは下手で友達とですらたどたどしいのに、大勢の人前で[ruby]流暢[rt]りゅうちょう[/rt][/ruby]に話せるはずがないというのがありました(笑)

それに、インストラクターっていう仕事は、人前に出る存在で「パッとした」イメージで、私はそんなイメージではないし、どちらかというと一番苦手とするものかもって思っていたので、無理っていう気持ちがありました。

 

一番苦手と感じていたものにどうして?何か考えが変わるような事があったんですか?

 

最初は深く考えず、なんとなく始めてしまったのかもしれないですね(笑)。考えていなかったから始められたのかもしれないです。その後にすごい色々とぶつかって。インストラクターとしてやり始めてから2年ぐらいは渦の中にいたような気がします(笑)

 

それはしゃべりだとか、パッと華やかなイメージにに近づけなくて悩んでいたということですか?それとも別の課題で?

 

イメージに近づけないというよりは、自分の力不足に直面して、思っているように伝えれない自分とか、そういう歯がゆさがあったり、「私はヨガインストラクターに向いているのか?」とか、「これを仕事にしていくのか?」という葛藤が1年半…、2年近くありました。いま思うと、しんどさから逃げ出す理由を探してただけってわかるんですけど、その頃は渦の中で(笑)

養成コースが終わってからもサハスララヨガスタジオでずっと学ばせてもらっていたし、レッスンも始まっていたし、来てくださる方もいたから、「やっぱできません。」ポイっ、て投げ捨てることもしたくないし。

いくえ先生や仲間の存在、通ってくださる方の存在に引っ張ってもらって、続けてこられたって思います。厳しい言葉とかもあって落ち込んで、頑張って乗り越えようとしたけど上手くいかなくて、また落ち込んで、でもまた這い上がって(笑)。そんなのを積み重ねながら、ようやく迷いがなくなったとうか、インストラクターとしてヨガをしていきたいというのが自分の本心なんだなと思って、これを仕事としてやろうって決めれました。

最初の頃はインストラクターをやっているのは、自分の修業期間というか、自分の人間力を高める修行だっていう感覚でやってました。ほんとここ1年くらいで、ようやく迷いもなくなって、インストラクターとして、前に進んで行ってる感じです。

 

渦の中で、グルグルと悩んだり葛藤していたことが終わってきたのは、何かコツや極意みたいなのがあったんですか?

 

いろんな視点から物事を見ようと思いました。それまでは自分の目線だけで見ていたのがあるので。例えば、自分の伝えたかった事と、相手が受け取っている事が違っていたり、人によって受け取り方がいろいろだったり。自分だけじゃない視点を増やせたことが良かったのかもしれません。 そっちがラクだって気付けたことが良かったです。

 

 

インストラクターとして、自分のヨガを積み重ねていくだけ

 

実際にインストラクターとして活動をしてみて、最初のイメージとのギャップはありますか?

 

最初はやっぱりポーズのやり方とか、レッスンの進め方とか、ガイドの仕方とかに目が行っていたけど、表面のやり方だけを習っても、自分が憧れている先生や先輩みたいにはなれないんだなというのはあります。

自分自身の素の部分がレッスン中に現れるから、日常とヨガを繋げることをいくえ先生にすごく言われていたんです。レッスンのその場だけ「ピシッ」とするとかじゃなくて、日々の自分がレッスンに現れるので日々の積み重ねというか、その積み重ねた土台があってのレッスンだし、その土台がその人の人柄だし、そういうところが大事なんだなっていうのが、だんだん分かってきました。

 

養成コースの先輩のイメージを追いかけてしまうことはないですか?「あの人と同じように」というような。

 

影響される部分はたくさんありますけど、一緒なものにしようとは思ってないです。私は私のヨガを積み重ねていかないといけないんだなって感じています。

 

今になって思えるインストラクターの楽しさって何ですか?

 

ヨガを受けてくださって楽しそうにしてくださっているのは嬉しいですし、「肩こりがなくなったのよ」とか、変化を聞くとやっぱりすごく嬉しいなと思います。

自分自身もヨガをやる前と、今とでは変わってきたなと思っていて、もっともっと、どんな自分に出会えるんだろうっていう楽しさもあります。やっぱり今の自分の方が好きだなって思えるので、変化が楽しみです。それに、今後のインストラクターとしての在り方も、自分次第でどうにでもなれるっていう楽しさもあります。

 

ぶち壊していきたい。変われる嬉しさや感覚を伝えられるように

 

今後の事もお伺いしたいんですが、展望やチャレンジしたいことを教えていただいていいですか?

 

ヨガとか、体を使うようなことは自分のベースにあるのかなって思っていて、これからも体を使うことを続けていきたいなと思っています。

昔の私は「これは無理じゃ」とか、「こうあらねばならない」とか、「普通でありたい」っていう感じの自分がずっといたんですけど、インストラクターをやり始めてから、そんな自分をぶち壊してきている感じがあるんです。「私はできないかな」っていう思いや、自分の思い込んでいることを、どんどん壊していきたいきたいですし、それを伝えていきたいです。

一つの事に縛られなくても違う選択肢があったり、「こういう道があるよ」とか、「ここを抜いたらもっと楽になるんじゃないかな」とか、そいういう感覚を『ヨガ』を通じて出会える人に伝えられたらいいなと思っています。

あと、自分のスタジオとまではいかなくても、ヨガをするスペースを作りたいです。空き家をリノベーションしたりだとか、そんな感じに建物から作って、自分の空間をつくりたいなっていう妄想もあります(笑)

 

その空間づくりは、みさとさんがレッスンをするスペースですか?それとも他の人が使う空間をプロデュースということですか?

 

いろいろな目的で使えるシェアスペースみたいな感じですかね。

あと、いつか山で畑とかして暮らしたいです(笑)。なんかいろいろと自分で出来るんじゃないかっていう気がしていて。それを実現していけるような自分になりたいです(笑)。

インストラクターをやりながら「出来ないって思っていた事もいろんな人との出会いがあって出来るんだな」という感覚が生まれてきたので、変われるっていう嬉しさや感覚をどういう形か分からないけど、自分も伝えれるようになりたいなと思います。

それと、今までは、目の前のことで、いっぱいいっぱいな感じだったので、もっと視野を広げて、いろんな視点から自分のやっていることの役割?みたいなことを見つけれたらと思ってます。

 

 

では、最後にインストラクターに興味がある人にメッセージやアドバイスをお願いします。

 

私に出来たので、できると思います。ヨガに出会う前は、インストラクターとは全然違うルートを歩んできたので、こんな自分を想像していなかったです。でも出来るというか、なりたい自分を想像して諦めなければどんな自分にもなれると思います。その分、なんでも自分に返せる力が必要だなっとも思います。

 

ヨガを受けてみたいな思っているお客さんにも、一言お願いできますか?

 

普段やってない方こそ、体を動かしたりしてみると、すごく変わってきます。自分自身で、いい方向に向かわせていけるようになりますし、日々コツコツやっていくと、なりたい自分になっていきます。

まず出会ってほしいですね。私も全然運動していなかったからこそすごく衝撃的だったし、運動に興味のない方も一緒にやれるようなきっかけになればいいなと思います。

 

みさとさん、ありがとうございました。

 

はい、ありがとうございました。

 

桑田巳紗都さんが活動する サハスララヨガスタジオ情報

 

スタジオ案内がこちらです↓↓

サハスララヨガスタジオ ブログトップ

 

⇒サハスララヨガスタジオのブログの最新情報はこちら | https://ameblo.jp/yoga-sahasrara/

 

サハスララヨガスタジオは福山市の神辺町です。182号線沿いにあります。

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サハスララヨガスタジオ 外観

2階の203号室がスタジオになっています。

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詳しいアクセス方法はこちらへ → サハスララヨガスタジオへのアクセス方法 | https://ameblo.jp/yoga-sahasrara/entry-12343872859.html?frm_src=thumb_module

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