こんにちは。
川﨑文也です。
先日、髪の毛にパーマをあてました。
と、いうのも
「おしゃれにセットしたいけど、直毛すぎて髪に動きがでない。」
「さらに、動きをだせるほどのセット技術が、僕にはない。」
なのでパーマをあてることにしたんです。
これでセットが下手くそな僕でも、それっぽくおしゃれな髪型に出来るようになるはずです。
それでパーマをあててもらいながら思ったことがあるんです。
「そもそも、どうしてパーマをあてると、髪の毛のクセが変わるのか?」
ちゃんとわかってなかったので、美容師さんに聞いてみました。
「パーマって、どんな仕組みでクセがつくんですか?」
理由を聞きながら僕は、あることに気づきました。
美容師さんに教えてもらった、
「パーマで髪の毛にクセが付く理由と、その手順」が、
「失敗せずに猫背を治していく手順」と、驚くほど似ているのです。
まさか、こんなところに共通点があったとは・・・
今回は、パーマの話も織り交ぜつつ
「失敗せずに猫背を治す3ステップ」をお伝えしていきます。
猫背改善で間違っていること
- 体が硬いから猫背になるんだ。だからストレッチで猫背改善だ!
- 姿勢が保てないのは筋力不足だからだ。だから筋トレで猫背改善だ!
これは、どちらも多くの人が間違いやすい考え方です。
正確には、ストレッチも筋トレも間違いではありません。
間違いではありませんが、どちらかに偏りすぎると失敗してしまします。
猫背を治してきれいな姿勢を保ち続けるには、正しい手順があります。
その手順に沿って進めていけば、猫背は改善していきます。
まずは、パーマのことから
美容師さんに教えてもらった内容を、僕なりの解釈でお伝えしたいと思います。
そもそもパーマって?
パーマネントウエーブ(permanent wave)とは、毛髪に化学反応を用いて人工的な縮毛を形成する美容技術、もしくはそれによって得られる髪型のことである。略してパーマ(perm)と呼ばれることが多い。
起源は20世紀初頭にドイツ人のカール・ネスラーがアフリカを旅行した際に、女性が小枝に毛髪を巻きつけて川の泥を塗り太陽の熱で乾燥させ、小枝を取り除くと毛髪が巻かれているのを目撃したことによる。
Wikipediaより引用
真っすぐの髪の毛→くせっ毛にする場合や、くせっ毛→真っすぐな髪の毛にする場合などがありますが、髪の毛にクセをつける技術や、髪型の総称をパーマと呼ぶようです。
パーマのメカニズム
髪の毛は、目で見ると一本に繋がっていますが、髪の毛の中の細胞は細かく分かれているそうです。
- 髪の毛がまっすぐタイプの人は、その細胞が直線に並んでいます。
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- くせっ毛タイプの人は、細胞が曲がって並んでいるそうです。
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パーマへのステップ1
まず、その人のクセをはずすところから始まります。
パーマ液Aをつけて、細胞の並びをバラバラにします。
細胞の並びを変えやすいようにバラバラにして、次のステップの準備します。
僕の場合は真っすぐな配列から、くせっ毛にしていきます。
↓真っすぐな状態で細胞がくっついていた状態から
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↓細胞同士を離した状態にします。
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パーマへのステップ2
次に、理想の形を覚えさせるために、細胞の並んだ形を変えていきます。
僕はくせっ毛にしたかったので、クルクルをいっぱい頭につけました。
↓細胞が離れて、並びを変えやすくなった状態なので
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↓思い切って形を変えていきます。
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パーマへのステップ3
クセを髪の毛に定着させるために、クルクルを巻いたままパーマ液Bをつけます。
パーマ液Bをつけることで、バラバラになっていた細胞が再び連結していきます。
再連結が完了すれば、髪の毛にクセが定着してくれます。
↓クルクルに合わせて、髪が丸まった状態
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↓細胞同士を再連結させて、これでクセが定着します
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パーマに必要なのは3ステップ
美容師さんに教えてもらった、パーマに必要なステップは3つです。
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- 細胞の連結をバラバラにする
- 理想の形を教える
- 再び連結させて、クセを定着させる。
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どのステップもとても大事です。
連結をバラバラにできないと・・・
最初に、連結をバラバラにせずクセを定着させようとしても効果が長持ちしません。
ワックスなどのスタイリング剤やドライヤーなどでもクセをつけることはできますが一時的な効果しかありません。
時間が経ったり、シャンプーをすれば元通りになってしまします。
理想の形を教えないと・・・
連結をバラバラに出来ても、理想の形を覚えさせないと何も変化が起きません。
クルクルをつけていないと、パーマ液をつけて洗い流すだけの無駄な作業になってしまいます。
再び連結できないと・・・
理想の形を覚えさせても、その形を定着させないと意味がありません。
定着する前に、クルクルを外してしまうと、元の髪の毛の状態に戻ってしまいます。
覚えさせたい形のままで、細胞同士を再連結させる必要があります。
つまり、この3つのステップを順番通りに進めるのが大切です。
どこかのステップを飛ばしたり、途中でやめたりするとパーマが上手くあたらなくなります。
猫背の場合はどうなのか
パーマのステップはこんな感じでしたね。
[aside type=”sky”]
- 細胞の連結をバラバラにする
- 理想の形を教える
- 再び連結させて、クセを定着させる。
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今度は猫背を治す時のステップとして考えていきます。
猫背改善へのステップ1
連結をバラバラにする。
ヒトの体は、何百もの骨や筋肉で形作られています。
猫背姿勢は骨の連結が悪い並び方で固り、それがクセづいている状態です。
なので、その悪いクセをはずすところから始めます。
方法としては、ストレッチをおこなって悪い連結をはずします。
↓悪い並びで連結してしまっている骨や筋肉を
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↓連結をはずして、形を変えやすい状態にします。
(*実際に骨を外すわけではありません。あくまでイメージです。)
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猫背改善ステップ2
理想の形を教える
理想の形=良い姿勢です。
悪い連結で猫背生活が長くなっていると、体は良い姿勢がどんな姿勢だったのかを忘れてしまっています。
なので、骨や筋肉たちに「この位置に並んでね。」と、正しい位置を教えてあげます。
正しい位置を教えることは、ストレッチだけではできないので、このステップでは、簡単なエクササイズを行います。
↓連結をはずして、形を変えやすくなった状態
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↓理想の形を教えて、一時的に良い姿勢になった状態
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猫背改善ステップ3
再び連結させて、クセを定着させる。
体に「この位置が正しい姿勢なんだ。」と教えたら、その位置で再連結させます。
猫背を根本から治すためには、この再連結のステップが一番時間がかかります。
あなたの何年、何十年の悪いクセを取り除き、新しいクセを定着させる必要があるからです。
何度も何度も正しいエクササイズをしながらトレーニングを続けていきます。
↓良い姿勢の位置になったけど、そのクセが定着していない状態
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↓再連結が完了して、良い姿勢がクセづいた状態
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3ステップの順番が大切
連結をバラバラにせずにトレーンングをすると・・・
悪いクセが残っているままなので、根本的な猫背の改善は期待できません。
最悪の場合、悪いクセがより強化されてしまいます。
トレーニングをやってもやっても効果が出ないという人は、連結をバラバラにせずに頑張っているのかもしれません。
理想の形を教えないと・・・
どの位置が本当に正しい位置なのかを体がわかっていないので、結局いつもの悪いクセに戻ろうとします。
ストレッチの直後はスッキリしていて体が軽い。
背筋も伸びて、姿勢が良くなった気がする。
でも、数時間後には体に不快感が戻るし、また猫背になっている。
そんな人は、連結はバラバラにできているけど、理想の形を覚えていないのかもしれません。
再連結できないと・・・
猫背と、良い姿勢を行ったり来たりで進歩がありません。良い姿勢のクセが定着していない、ということになります。
無理なく、楽に、いい姿勢を保ち続けるためには、再連結の過程が不可欠です。
まとめ
- 体が硬いから猫背になるんだ。だからストレッチで猫背改善だ!
- 姿勢が保てないのは筋力不足だからだ。だから筋トレで猫背改善だ!
このようなどちらかに偏った考え方になると失敗してしまいます。
ストレッチだけでも、筋トレだけでも効果は激減です。
なので、正しいステップで猫背改善を進めていくことをおすすめします。
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①悪い状態で硬くなっている連結をストレッチでバラバラにする
↓
②エクササイズをしながら筋肉や骨に理想の形や位置を教える
↓
③理想の形で再び連結させて、クセを定着させる。
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あなたは正しいステップで進めていますか?
楽をしたくてストレッチだけでいいかなと思っていませんか?
根性で猫背を治してやる!と筋トレだけを無理して続けていませんか?
一時的に良くなったから、もう大丈夫!と思っていませんか?
すでに猫背改善に取り組んでいる方は、いつものメニューを振り返ってみてください。
これから始める方は、この「失敗せずに猫背を治す3ステップ」を参考にしてみてください。
正しい手順を正しい方法でおこなえば、姿勢は変わっていきます。
一緒に頑張っていきましょう。