疲れやすい
エネルギーの使い過ぎで疲れる
寝ても疲れが取れない、子どもと遊ぶとすぐ疲れる、集中力が続かない。
「筋力・体力不足だからだ。もっと頑張って運動しよう!」もし、そう思っているなら、すこし待ってください。それは半分間違いです。取り組んだとしても根本的な解決にはなりません。姿勢の崩れと疲れやすさには強い関係性が隠れています。
多くの人は、自分の持っている筋力やエネルギーの容量が減ってきたから疲れやすくなったと感じています。だから頑張って容量を増やそうとします。でもほとんどの場合、そんなことはありません。実はエネルギー消費が速くなっていることが問題です。
たとえば同じ時に製造・販売された車が2台あります。一方はただ毎日使われ続けた車、もう一方は定期的にメンテナンスしながら毎日使われ続けた車。
10年後、同じ道を同じスピードで走ったとしたら、どちらの方がガソリンの消費が速いのかは簡単に想像できると思います。
ヒトも同じです。同じ年齢・生活スタイルなのに、疲れやすい人とそうでない人に分かれます。その差は姿勢の悪さが原因となってエネルギーを余分に使いすぎているからです。
ヒトの身体は良い姿勢の状態であれば省エネで活動できるように設計されています。ところが、座りすぎやスマホ・パソコンの見過ぎなど、姿勢が崩れる生活習慣が増えると筋肉に過剰な力が入り、緊張状態が続きます。そうすると余分なエネルギーを使ってしまい疲労を感じやすくなります。
姿勢の崩れと自律神経の乱れ
姿勢が崩れることで問題なのが自律神経の乱れです。 自律神経には交感神経と副交感神経が存在します。交感神経は興奮・緊張作用があり、副交感神経はリラックス作用があります。
姿勢が崩れて背骨の動きが悪くなると、交感神経が刺激されて常に緊張状態になります。 リラックスできずに疲れやすくなるだけでなく、免疫力の低下や慢性疲労を引き起こしてしまします。