家系ラーメンをすすりながら考えていた、讃岐うどんへの愛情とトレーナーとしての責任。

うどん

東京にセミナーを受けに行った時の話です。

家系ラーメンをすすりながら急に讃岐うどんへの愛情に気づき、トレーナーとしての責任を感じて背筋がピシッと伸びました。

 

目次

東京に到着した夜

 

食事をどうしようかと、宿泊するホテルの周りをぶらぶらを歩いていると、大きな文字で「家系ラーメン」と書いた看板が目に入ってきました。

 

テレビなどで「家系ラーメン」というものが、人気らしいというのは知っていたのですが、実際に食べたことはありませんでしたし、どんなものが「家系ラーメン」と呼ばれるのかも知りません。名前を聞いたことがあるだけという状態でした。

 

僕が住んでいる福山では、無い(僕が知らないだけかも)ラーメンなので、食べてみようと思いお店に入りました。お店は食券スタイルで、入口の横に券売機がありました。写真入りのメニューを見ながらボタンをポチッと。

 

注文はしたものの、家系ラーメンについて知っていたほうがいいだろうと思ったので、ラーメンが出来るまでにスマホで調べてみることにしました。

 

僕の中での家系ラーメンの基準

 

豚骨や鶏ガラからとったダシに醤油のタレを混ぜた「豚骨醤油ベース」のスープと太麺、ほうれん草、チャーシュー、海苔のトッピングで構成される。

元々屋号に「~家」とついているところが多かったところから、系と呼ばれるようになった。店名の「家」はほとんどが「や」と発音するが、「家系」は「いえけい」と発音する。

家系ラーメン店では、味の濃さ、スープの脂の量、麺のゆで加減を調整して作るなどのサービスが行われていることが多い。

Wikipediaより引用

 

 

「なるほど、家系は豚骨醤油で太麺ね」

と、勝手に納得したころに、出来上がったラーメンが運ばれてきました。

 

この日、僕は初めて「家系ラーメン」を食べました。

そのお店が、家系ラーメン業界の中で美味しいお店なのか、普通のお店なのかは僕にはわかりませんが、家系ラーメンって美味しいなと思って食べました。

 

僕の中ではこのお店が、家系ラーメンの基準になります。

 

美味しいので、また家系ラーメンを食べたいなと思います。

 

でも、

もし、このお店で食べた家系ラーメンが美味しくなかったら、僕は家系ラーメンの看板を見てもまた食べようとは考えなくなっていると思います。

 

最初に試した時にできる基準って大切だなって思ったんです。

 

なぜか讃岐うどんが浮かんできました。

 

僕は、香川県出身です。

うどんにもいろいろな種類があって、お店によっても味が少し違います。お店の中でもおすすめのうどんも違います。

 

例えば、

かけうどんが美味しいお店

釜上げうどんが美味しいお店。

釜玉うどんが美味しいお店。

生醤油うどんが美味しいお店。

 

言い出すときりがありません。

 

もし、讃岐うどんを食べたことが無い人が、初めてうどんを食べた時。「美味しくなかったから、もう讃岐うどんは食べないと思う。」となると、

 

僕は絶対に

「他のうどんを食べてみて、絶対においしい、好みに合う、うどんがあるから」とすごい剣幕で説得すると思います。

 

でも、その人は、もう讃岐うどんは食べないかもしれません。

それほど、最初に試した時にできる基準のイメージって強いと思うんです。

 

 

ラーメンとうどん。自分の立場に置き換えると

 

僕はトレーナーという職業をしています。

 

例えば、僕の元に「初めてトレーナーと一緒にトレーニングします」という人が来た時。僕は、その人に「またトレーナーと一緒にトレーニングをしたい」と思ってもらえるのか?と不安になりました。

 

もし、

「このトレーナーいまいちだったから、もうトレーナーは信用できないな。」

そうなってしまうと、僕だけでなく、トレーナー全員の評価が下がってしまうと思ったんです。

そう考えると、ぞっとします。

 

僕の未熟さによって、目の前の人をがっかりさせてはいけないですし、トレーナー全体に悪い影響を与えてしまわないようにしないといけません。常に成長を目指す姿勢と、成長を続ける努力を貫かないといけないなと背筋がピシッと伸びる思いがしました。

 

おそらく、まだまだ伸びしろが残っているであろう自分のケツを真っ赤になるぐらい叩いて、みんなの手助けができる人間に成長したいなとラーメンをすすりながら考えていた東京での夜でした。

 

 

うどん

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