痛みが何度もぶり返す場合は、脳が原因かもしれない 202104/19 Published 2021.04.19 / 川﨑文也 \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする 痛みが何度もぶり返す場合は、脳が原因かもしれない 川﨑文也 B! リンクをコピーする こんにちは。川崎です。先日、クライアントさんとこんな話題になりました。 「痛い時は運動しない方がいい?」それとも、「痛みを我慢しながら運動した方がいい?」 僕の意見は「痛くない範囲で、できるだけたくさん運動する」です。 痛みが続くと人の脳は、痛みを記憶します。 つまり、痛いのが普通で、日常的と思うようになります。そして、痛みが無いのが、異常と錯覚してしまします。 痛さがないと、なんだか不安になってわざわざ痛みを探すようになります。 慢性痛といって3か月以上痛みが消えない場合は脳が痛みを記憶している可能性があります。そうなってしまうと、長い目で運動に取り組む必要が出てきます。痛みが麻薬のような存在になり、ふとした瞬間に痛みの感覚が蘇ってくるのです。 治る→痛い→治る→痛いこれを繰り返し続けます。 でも実際に体に異常があるわけではないので、 病院に行っても加齢や慢性痛といわれるだけで、「湿布だしときますね」「運動習慣をみにつけてください」で終わってしまいます。 ぜひともそれは避けたいですね。解決方法は2ステップです。 まず、【痛みを感じない時間を増やすこと】 この方法はたくさんあります。 ・注射で痛みを消す。・趣味に没頭して、痛みを忘れる。・立って痛いなら、寝転がる。 とにかく、痛いと感じないようにして痛みの定着を阻止します。そして次のステップが重要です。【痛みを感じない範囲でたくさん運動する】運動しても痛みがない、と脳が判断すると、痛みの記憶をどんどん消していってくれます。すると、痛くないのが普通になるので痛みをぶり返すことが無くなります。手術直後や怪我の直後などは運動ができないので、痛みを感じない時間を増やすような生活をしていきます。そしてお医者さんから運動OKがでれば痛みのない範囲でどんどん動くことをおすすめします。とくに慢性腰痛や、慢性肩こりなど『慢性』と名の付くやつは痛みが定着している状態なので痛くない範囲で動きましょう。コツは『痛みのない範囲』です。痛みを感じる場合は運動レベルを下げてください。がまんしながらだと眠っていた痛みの感覚が蘇ってしまいます。