ごめんね、文也。君が思うような大人になれていないよ。 2017 07/05 Published 2017.07.05 / 川﨑文也 \ この記事を共有 / B! リンクをコピーする ごめんね、文也。君が思うような大人になれていないよ。 川﨑文也 B! リンクをコピーする こんにちは。 川﨑文也です。 ある資料を探すために、パソコンのデータをさがしてると、僕が以前に作成したPowerPointの資料が目に入ってきました。 データの更新日時は2013年6月12日。 4年前のものです。 4年前の僕は大学院に通っていました。 ちょうど入学した年です。 どうしてその当時に資料を作成していたのか?そのころの話しをすると、 僕は大学卒業後フィットネスクラブで5年間勤務してから、大学院に入りました。27歳の時です。そんな経歴だったので後輩から、フィットネスクラブがどんな仕事なのか教えてくれ。という事になり話をすることになりました。 (体育・スポーツ系の大学だったのでフィットネスクラブへの就職やトレーナーを目指している学生もいました。) 資料を作ったのは、しゃべっている途中で何を言いたかったけ?と、ならないように僕のカンペとして使いたかったからです。 その時に作っていた資料が、なぜか目に留まったわけです。 どんなことをしゃべったのか、はっきりと思い出せません。 くだらないことと言っていたらどうしよう…。 恐る恐る、ページを進めていきます。 目次 1. 当時しゃべっていたこと2. お手紙書きます。 当時しゃべっていたこと 4年ぶりにその資料を見ると 僕がフィットネスクラブで経験した事。 そしてその中で、大切なことだと感じたことを書いていました。 (↓当時に作成していたPowerPointの資料です) お客さんとのスタッフの間には、スタッフが気づきにくい「壁」があることを知らないといけない。それは専門用語の壁である。 スタッフとして、学びを深めれば深めるほど、専門用語に強くなる。いつしかその専門用語は自分たちスタッフにとっては共通語になり違和感が無くなっていく。でもこれから運動を始めるお客さんにとっては、専門用語は知らない言葉で違和感でしかない。 スタッフ同士で話すように、お客さんと接してしまうと、専門用語の壁に阻まれて、伝えたいことが届かなくなってしまう。 お客さんの健康に貢献するなら、ただ知識や技術を磨くだけではなく、相手に伝える能力が大切だ。 と。 ふむふむ。確かにそうだ。 どうやら、変なことは言っていないようです。 別のページにはアインシュタインの言葉を引用しています。 Everything should be made as simple as possible, but not simpler. 物事は出来るかぎりシンプルにすべきだ。しかし、シンプルすぎてもいけない。 この引用をもとに シンプルとはどういうことなのか?シンプルすぎるとはなになのか? 27歳の文也は、こんなことを語っています。 (↓当時に作成していたPowerPointの資料です) シンプルすぎるとは、単純化したことである。 単純化は、自分が妥協しごまかした状態であり、自分がなまけた結果である。 一方、シンプルとは、自分の膨大な知識を削りに削り、相手にとって分かりやすい状態のことであり、相手への思いやりの結果である。 単純化は自分にとっては都合がいいが、相手のためにはならない。 シンプルは、自分にとっては大変だが、相手のためになる。 フィットネスクラブでは、お客さんに対して単純な説明ではなく、シンプルな説明を心掛けないといけないことに気づいた。自分はこれからもそれを心掛けながら成長していくつもりだ。 と。 お手紙書きます。 27歳の文也へ、 なかなかいい事を言ってるじゃないか。 正直、びっくりした。 31歳の文也が聞いても、「なるほど、そうだよな」と納得する内容やね。 たぶん、27歳の文也の方がちゃんと物事を考えてると思うよ。 で、ごめん。 27歳の文也が思っていたより、31歳の文也はたいした大人になれていない。 27歳の時に心掛けると言っておきながら、31歳の時には忘れてたしね(笑) ほんとうにごめん。 それと、大切な考え方を思い出させてくれてありがとう。 27歳の文也が感じていたことを、もっともっと上手く出来るように成長していくから、ながーーい目で見守ってて。 最後に、35歳の文也へ。 31歳の時にこんな内容を書いておきながら、4年後も成長していなかったらごめんね。